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1966

国内初のガードレールの打込機(ツタイ式回転ドロップハンマー)

高速道路の高欄の製造販売は蔦井設立前から行っていた。東名高速道路小牧工区、最初の高速道路の高欄は大倉商事からの見積もり依頼のとき富士製鉄と競合することになるが、製品品質の良さと価格の面から蔦井の高欄が選ばれることになった。また、道路公団の製品検査の時も高い評価を受け、富士製鉄は困ってしまった。その後、蔦井製の高欄は富士製鉄の指定工場として蔦井株式会社木曽川工場で製作することになり、名古屋から静岡までの高速道路高欄を納入した。現場によっては、高欄の取り付け工事の依頼があり施行を行った。こうした流れの中、今度はガードレールをやってみないかと大倉商事からお話を頂くことになる。ガードレールの最初の仕事は、大成道路株式会社が受注した、東名高速道路、名古屋で最初の工区、小牧工区であった。

東名高速道路

ガードレールの立て込みには、アースオーガーで穴を掘り、その穴にガードレールの支柱を立て込む方法で施工をしていた。この方法だと、1日に50本ぐらいのガードレールしか立て込むことができなかった。そこで支柱を直接にモンケンで打ち込む方法、施工能率が倍になるツタイ式回転ドロップハンマーが誕生する。この打込機は国内初の打込機で当時は、ガードレールの施工実績は日本一、全国の高速道路のガードレール施工70%強を受注した。

ツタイ式ドロップハンマー

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