2022 令和4年 4月

スケボー広場管理運営業務(新横浜公園) 開始

スケートボードのほか、インラインスケートやBMXも楽しむことができる

「東京オリンピック2020」で新種目として採用され、令和5年12月には世界選手権が日本で初開催されるなど、スケートボードが広く注目を集めている。日本スケートボード協会によると、国内の競技人口はおよそ3000人(出典:日本スケートボード協会Webサイト「よくある質問」)。スポーツとしての人気が高まる一方、路上や公園で練習する愛好家も増えたことで、騒音トラブルや事故、建築物の毀損などが新たな社会課題となっている。こうした状況の中、蔦井は令和4年4月より、神奈川県横浜市の日産スタジアムに隣接する「新横浜公園スケボー広場」の管理運営業務を開始した。
「新横浜公園スケボー広場」は、敷地面積7000平方メートルと国内最大級の公共スケートパーク。前述の課題は同パークにおいても例外ではなく、指定管理者代表団体である公益財団法人横浜市スポーツ協会がより効率的・効果的な管理運営を目的に、公募型プロポーザル方式で業務委託先事業者を募集した。蔦井は、ボードスポーツの魅力を発信する株式会社 H.L.N.Aと共同企業体を編成し、新横浜公園の管理方針に沿った「初心者から上級者まで、誰もが安全に楽しく快適にスケートボードに親しめる施設づくり」を提案、業務委託先事業者として選定された。
業務開始後は、日々の安定的な施設運営はもとより、利用者のマナー向上を促す清掃活動などのイベントやスクールにも注力。スケートボード人口の裾野拡大と、パークを生かした地域活性化に貢献している。
自治体が設置するスケートパーク数は近年増加しており、新たなプロジェクトが官民連携で創出される可能性は高い。そうした時流をビジネスチャンスと捉え、蔦井は積極的に施設管理運営業務の受注拡大を目指していく。